皆さんこんにちは!
リハ&ナースステーションamiの更新担当の中西です!
~“やってあげる”から“一緒にできる”へ~
リハビリや訪問看護では、利用者様の生活を支えるためにさまざまなサポートを行います。
立ち上がりを支える。
移動を見守る。
生活上の困りごとを確認する。✅
その中で難しいのが、「どこまで手伝うか」ということです。
支援者側が何でも行えば、短時間で終わるかもしれません。
しかし、利用者様が自分でできることまで代わりに行ってしまうと、本人が身体を使う機会や、自分で考える機会を減らしてしまう場合があります。
今回は、リハビリ・訪問看護で大切にしたい“支援の距離感”について考えてみます。
目次
支援する前に、その方がどこまで自分でできるのかを見ることが大切です。
立てるのか。
歩けるのか。
着替えられるのか。
自分で体調を伝えられるのか。✅
「高齢だから」「以前できなかったから」と決めつけず、今の状態を確認することが重要です。
利用者様の動きは、支援者よりゆっくりなことがあります。
そのため、忙しいときには手を出した方が早いと感じることもあります。
しかし、自分でできることを続けるためには、“待つこと”も必要です。✅
身体を支えなくても、
「ゆっくりで大丈夫です」
「一度足元を確認してみましょう」
と声をかけることで、自分で動ける場合があります。☺
最初から介助するのではなく、本人の力を引き出せる方法を考えることが大切です。
全部を支えるのではなく、難しい部分だけ補う方法もあります。
最初の動きだけ支える。
バランスを見守る。
疲れたときに休む。✅
本人の力を生かしながら支援することが大切です。
「転んだら危ない」
「疲れたら困る」
と考えて、何でも禁止すると、生活範囲が狭くなってしまうことがあります。
安全にできる方法はないか。
環境を工夫できないか。✅
禁止する前に、一緒に考えることが大切です。
「もう一度外へ出たい」
「自分で着替えたい」
「家の中をもう少し歩きたい」☺
本人から出た言葉は、とても大切です。
無理をさせる必要はありませんが、その希望を最初から否定しないことが重要です。
支援者にやってもらったことより、自分でできたことは本人の自信につながります。
昨日より少し長く歩けた。
自分で立てた。
自分で服を選べた。✅
こうした経験の積み重ねが、生活への意欲にもつながります。
リハビリは、決められた運動だけではありません。
椅子から立つ。
洗面所まで歩く。
服を着替える。
こうした毎日の動作も、身体を使う大切な機会です。✅
支援しすぎず、生活の中で本人の力を使える場面を大切にします。
良かれと思って手を出したことが、本人にとっては不快な場合もあります。
「お手伝いしましょうか」
と一度確認することが大切です。☺
自分のことを勝手に決められないという安心感にもつながります。
できないように見えても、その理由は身体機能だけとは限りません。
不安がある。
やり方を忘れている。
環境が使いにくい。✅
原因によって支援方法は変わります。
まず理由を考えることが大切です。
質問したときに、すぐ答えが返ってこないことがあります。
そんなとき、支援者側が先に答えてしまわず、少し待つことも大切です。
自分の言葉で伝える。
自分で選ぶ。✅
その機会を守ることも支援です。
自立を支えるからといって、毎日同じことを求める必要はありません。
今日は疲れている。
体調がすぐれない。
気持ちが落ち込んでいる。✅
その日の状態によって、支援量を変えることも大切です。
一人のスタッフは見守っているのに、別のスタッフはすべて手伝ってしまう。
こうした違いが大きいと、利用者様も戸惑います。
どこまで自分でできるのか。
どこで支えるのか。✅
スタッフ間で共有することが重要です。
ご家族は心配だからこそ、何でも手伝いたくなることがあります。
そんなときには、
「ここまではご本人でできます」
「少し待つと自分で動けています」✅
と具体的に伝えることで、自宅でも本人の力を生かしやすくなります。
以前できていたことが難しくなる場合もあります。
その変化は、本人にとってもつらいことがあります。
だからこそ、できなくなったことだけではなく、
今も続けられていること。
工夫すればできること。✅
そこにも目を向けることが大切です。
見守るというと、何もせず待っているように思えるかもしれません。
しかし実際には、
身体の動き。
表情。
呼吸。
疲れ。✅
さまざまな変化を見ながら、必要なときに支える準備をしています。
次の訪問予定がある。
時間内に終わらせたい。
支援する側にも事情があります。
しかし、その都合で利用者様を急がせすぎないことが大切です。✅
本人のペースをできるだけ尊重します。
リハビリ・訪問看護で大切なのは、すべてを代わりに行うことではありません。
本人の力を見る。
少し待つ。
必要な部分だけ支える。
挑戦する気持ちを応援する。✅
こうした関わりが、できることを守り、生活への自信につながります。
私たちも、“やってあげる支援”だけではなく、“一緒にできる方法を考える支援”を大切にしながら、利用者様の生活を支えていきます。✨