オフィシャルブログ

ami NEWS~介護負担を支える~

皆さんこんにちは!

リハ&ナースステーションamiの更新担当の中西です!

 

~介護負担を支える~

 

在宅療養というと、どうしても利用者本人に注目が集まりがちです。

しかし、自宅で療養生活を送るためには、家族の存在も大きな支えになります。

食事を準備する。

薬を確認する。

移動を手伝う。

病院へ付き添う。

夜間に体調を確認する。

こうした介護が長期間続けば、家族の身体的・精神的負担は大きくなります。

だからこそ、リハビリ・訪問看護業には、利用者本人だけでなく、介護する家族を支えるサービスとしての需要があります

今回は、家族介護という視点から、リハビリ・訪問看護の必要性について詳しく見ていきます。

‍‍介護は24時間の生活の中にある

病院であれば、看護師などの医療スタッフが交代しながら患者を支えます。

しかし自宅介護の場合、家族が中心となるケースがあります。

特に同居家族が一人しかいない場合には、その人に負担が集中してしまうことがあります。

朝起きるところから夜寝るまで介護。

さらに夜間も、

「転倒していないかな」

「体調が悪くなっていないかな」

と気になり、十分に眠れないこともあります。

介護する側が疲れ切ってしまえば、在宅生活そのものを続けることが難しくなります。

そこで訪問看護やリハビリなど、外部の専門職が関わることに大きな意味があります

「相談できる人がいる」という安心

在宅介護で大きな負担になるのが、

「自分の判断が正しいか分からない」

という不安です。

例えば、

「少し熱があるけど様子を見ていい?」

「いつもより食事量が少ない」

「足がむくんでいる」

「最近眠る時間が増えた」

など、家族だけでは判断しにくい変化があります。

定期的に訪問看護が入っていれば、こうした不安について相談できます

本人の状態を継続的に見てもらえることで、

「何かあったら相談できる」

という安心感が生まれます。

これは家族の精神的負担を減らす上でも非常に大きな価値があります。

介助方法を知ることで身体的負担を減らす

介護では、移乗や立ち上がりなど、身体を支える場面があります。

しかし力任せに介助すると、家族が腰や肩を痛めることがあります。

そこでリハビリでは、

「本人にはここまで自分で動いてもらいましょう」

「この位置を支えると立ちやすいです」

「この福祉用具を使うと負担を減らせます」

といった方法を伝えることができます✨

介護は「全部やってあげること」が正解とは限りません。

本人ができることまで家族が代わりに行うと、本人の身体機能を使う機会が減ってしまいます。

その人ができる部分を生かしながら、必要なところだけ介助する。

これは本人の自立支援にも、家族の負担軽減にもつながります。

本人が動けることが最大の家族支援になる

例えば、利用者が一人で椅子から立ち上がれるとします。

それだけでも家族の介助量は大きく減ります。

一人でトイレまで歩ける。

ベッドから起き上がれる。

食事を自分で食べられる。

こうした一つひとつの動作が維持できれば、家族が手を貸す場面も少なくなります。

だからこそリハビリによって身体機能を維持することは、本人だけでなく家族にとっても重要です

「本人の自立を支えることが、家族を支えることにつながる」。

これが在宅リハビリの大きな価値の一つです。

仕事と介護を両立する家族への需要

介護する家族が働いているケースも多くあります。

仕事中に、

「自宅で何か起きていないかな」

と心配になることもあります。

介護のために頻繁に仕事を休む必要が出れば、家族自身の生活にも影響します。

訪問看護やその他の在宅サービスを組み合わせることで、家族が一人ですべてを抱え込む状態を減らすことができます

介護する側にも、

仕事
家事
子育て
自分の生活

があります。

高齢化が進む社会では、「介護を受ける人をどう支えるか」だけでなく、「介護を担う人をどう守るか」という視点がますます重要になります。

夜間や急変への不安

在宅療養では、夜間の体調変化に不安を感じる家族もいます。

昼間なら病院へ連絡しやすくても、夜になると、

「どこへ相談すればいい?」

と不安になることがあります。

訪問看護事業所によって提供体制は異なりますが、療養生活を支える仕組みの中で、緊急時の対応や連絡方法を事前に確認しておくことは重要です

「何かあったときにどう行動すればいいか」が分かっているだけでも、家族の安心感は違います。

精神的な負担にも目を向ける

介護を続けていると、

「自分が頑張らないと」

という気持ちから、家族が無理をしてしまうことがあります。

友人と会う時間を減らす。

趣味をやめる。

外出を控える。

その状態が続けば、介護する側の生活が介護だけになってしまいます。

訪問看護師などの専門職が関わることで、家族が抱えている悩みに気付くきっかけになることもあります

「最近眠れていますか?」

「介護で困っていることはありませんか?」

と声をかけてもらうことで、家族が自分自身の負担を意識できる場合もあります。

本人だけを見るのではなく、家庭全体を見ることが在宅支援では重要です。

複数のサービスを組み合わせる重要性

在宅療養を一つのサービスだけで支えることは難しい場合があります。

訪問看護。

訪問リハビリ。

訪問介護。

デイサービス。

ショートステイ。

福祉用具。

必要に応じて複数のサービスを組み合わせることで、本人と家族に合った支援体制をつくることができます。

その中で訪問看護やリハビリは、

健康状態
身体機能
生活状況

を把握しやすい立場として、さまざまな関係者との橋渡し役を担うことがあります

利用者と家族の「生活」を支える

医療や介護の目的は、病気や身体機能だけを見ることではありません。

その人がどんな生活を送りたいのか。

家族はどこまで介護できるのか。

どんなことに困っているのか。

そこまで考えて支援する必要があります。

例えば本人が、

「自分でトイレへ行きたい」

という目標を持っているなら、その実現は本人の尊厳だけでなく、家族の介護負担軽減にもつながります

一つの目標が、家族全体の生活を変えることもあります。

まとめ|家族が無理なく支え続けられる環境をつくる

在宅療養を長く続けるためには、利用者本人だけでなく、支える家族の生活も守る必要があります。

訪問看護による健康管理と相談。

リハビリによる身体機能の維持。

安全な介助方法の共有。

関係機関との連携。

こうした支援が組み合わされることで、家族だけに負担が集中することを防ぎやすくなります‍‍‍✨

介護を「家族だけの仕事」にしない。

地域や専門職と一緒に支えていく。

そのための重要な選択肢がリハビリ・訪問看護です。

高齢化だけでなく、仕事と介護の両立や家族介護者の負担が課題となる中で、本人と家族の双方を支えるリハビリ・訪問看護業への需要は、今後もさらに大きなものになっていくでしょう